INDEXで一言 2000年4月
2日 宝くじのギャンブル性
4日 風虎日記より
7日 ニセ首相官邸
8日 ブルーシャトー
9日 ほのぼの系

11日 不適切な略語
16日 大型小説新作
19日 Webサイトの公開
20日 期間限定ゴールデンウィークSPAM合戦
23日 続期間限定ゴールデンウィークSPAM合戦
30日 メーデー祝日化
 

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2000年4月2日
 今回屋根の上の新聞読みに追加した「即物的20年」は宝くじの話なんですが、実は私宝くじというものをほとんど買ったことがありません。年賀状が毎年百枚二百枚単位で届きますわな。あれが当たらないのに宝くじなんて当たるわけがない。
 世間では宝くじというと健全な娯楽と思われていますがそうとは言えません。
 よく「ギャンブル性が高い」といいますがこの高い低いは三つの要素で成り立っています。
・賭ける金額に比べて、当たったときの受け取る金額が大きい。
・主催者の取り分が大きい。
・テクニックや知識より、運の要素が強い。
 この定義でいきますと宝くじほどギャンブル性の高いものはないのです。競馬やパチンコはまあ中くらいで、一番ギャンブル性の低いのは賭け麻雀です。
 さて日本の標準、今週のお題は「修学旅行の行き先」です。
2000年4月4日
 みのうらさん人を電球みたいに言わないように。「やっぱり切れます」とか「やっぱりきてます」とかならまだしも。
 知らない人が「風虎日記」を読んだら、まるで私ゐんばがこのホームページそのままの性格であるかのように思うじゃないですか。知ってる人が読んだらああやっぱりと……じゃなくて。
 そういえばこの席で「なんでホームページに招き猫つけたの?」と聞かれました。なぜだか全然思い出せないんだなこれが。
 いえ、一所懸命猫の原画を描いてスキャナで取り込んでたのは覚えてるんですよ。でそれをせっせとアニメGIFに加工していたことも覚えているんですが、そこに至った過程を全然覚えていない。
 そのようないい加減な経緯で誕生した招き猫もいまでは人のサイトを乗っ取るまでになっております。猫になれに2猫追加しました。
2000年4月7日
 ここ数日もっとも世間の注目を集めたサイトと言えばなんといっても「ニセ首相官邸」でしょう。
 先の政権交代のときは名作「ニセ元首相、渾身の辞任会見」が発表されました。果たして今回は何が起こるだろう、いやしかし事情が事情だけにどうなるのだろうと不安と期待が入り交じった状態が続きました。
 実際ここ数日はサイトは閉ざされて風景写真が掲載されていたものです。もしかしてこのまま閉鎖してしまうのだろうかと心配された矢先、新内閣の発足に伴い見事によみがえりました。
 もちろん前首相のページも元首相のページもあります。しかしながら新首相、まだ政策はないのでした。
 これに伴いまして、当「屋根の上の新聞読み」でも「決まりは決まり」を追加しました。
2000年4月8日
 人間の心理って情けなくなるくらい単純だなと思うことがあります。
 ふと気がついたら「ブルーシャトー」を歌っていました。と言っても若い方はご存じないかも知れません。私が小学生に入る前にはやった歌ですから。
 ブルーコメッツが歌っていた、「森と泉に囲まれて 静かに眠る」という例のあれです。当時から歌のタイトルとグループ名ってどっちがどっちだかわからないものだったんですね。
 それにしてもなんでこんな古い歌歌ってるんだろうなあ、と自分でも不思議に思ってふと気がつきました。森首相が就任したので森で始まる歌を歌っているのだ、と。
 さて、今日は屋根の上の新聞読みに「こんな仕事はやめなさい」を追加しました。
2000年4月11日
 ときどき不適切な略語が世の中に定着してしまうことがあります。
 いい例が「電卓」で、電気ごたつや麻雀の電動卓の意味ならばこれで適切なわけですが、もしかして若い人の中には計算機のことをなぜ電卓というのか知らない人もいるんじゃないかなあ。「電子卓上計算機」の略なんですけどね。昔の電卓は今より二回りも三回りも大きくて、持ち歩くというよりは机の上に置いておくものだったのです。略語から「計算」というキーワードが消えていること、机と関係なくなってしまったこと、二重の意味で不適切な略語になっていますね(計算機って言えばいいんだけどさ)。
 最近では「携帯」ですかね。肝心の「電話」という要素がどこにも残っていません。これは近年まれに見る無茶な略し方ではないでしょうか。セオリーで言えば「携電」と略されそうなものなのに、なぜこうなったのか不思議な気もします。
 まだ略語にはなってませんが、最近携帯電話に対するものとして「固定電話」という表現が見られるようになりました。要は今まで単に「電話」と言っていたものが、携帯PHSの普及に伴い新たな言葉が必要になったのです。コードレス電話に対するものにも受け取れてしまうのであまりいい言葉ではないと思いますが、これもそのうち「固定」に略されてしまうのでしょうか。
 今週も猫になれに2猫追加しました。
2000年4月9日
 ネットサーフィンしてたらたまたま屋根の上の新聞読みをリンクしてくれているページがありまして、説明のところに「ほのぼの系」と書いてあったのでちょっとびっくりしました。
 うーん、ほのぼの系と言われたのははじめてだなあ。そりゃまあ、地球上のサイトをほのぼのしたものからちっともほのぼのしてないものまで順番に並べてちょうど真ん中で切れば、ほのぼのした方にはいるとは思いますが。
 さて、今日は「こんな仕事につきなさい」を追加しましたが、これはまったくほのぼのしてない話です。
2000年4月16日
 さて大型小説に新作登場です。大型統計小説「腰に手をあて」
 今回の話はごく一部の人にとっては価値観をひっくり返されるのではないかと……大多数の人にとっては何も起きないのではないかと思われます。
 日本の標準、今週のお題は「ねこまんまのレシピ」です。こちらも併せてどうぞ。
2000年4月19日
 Webサイトというものは人に見られるのを前提として公開するものだから、それに対する批判や感想はあって当たり前だ、という考えだったのですけど、最近そうも主張できないのかなと感じ始めています。
「公開する」というのに二段階あるのかな、と。
 実生活において街を歩くとき、人は普通顔を隠しはしません。まあ、「公開している」わけです。しかしこの「公開する」と、テレビに出たり指名手配されてみたりとかの「公開する」は全然意味合いが違います。
 今Webサイトのかなりの割合が前者にあたるでしょうね。当然、道行く人の顔をあーだこーだ言うのはとてつもなく無礼な行為になるわけです。Webサイト自体が「人に見せるもの」から「そこにあるもの」になったのだなあ。
 猫になれに2猫追加しました。
2000年4月20日
 なんだかよくわかりませんが、期間限定ゴールデンウィークSPAM合戦が起こっているようです。
 ことの発端は、とある業者(Fromはsale@***.***となってました)からの「★☆★期間限定ゴールデンウィークキャンペーン★☆★」というダイレクトメールです。E-Mailアドレス格安販売、ってよくあるやつですけけどね。どうやらメーリングリストを使っているらしく、宛先(To)はmailer@***.***というアドレスだけです。
 その後、ある方、仮にAさんとしましょう、から私のところにメールがきました。
ダイレクトメール及び配信を停めてください。
配信リストから直ちに削除してください。
迷惑します
 はてなんのこっちゃ、と思ってよく見るとAさんは先のメールの送り人であるsale@***.***ではなく宛先であるmailer@***.***に返信していたのですね。そのためmailer@***.***に登録されている全員に配信されたようです。
 ところが、同じようなことをやっていた人がもう一人いたらしいのです。らしいのですが、そのもう一人(Bさんとしましょう)のメールは私には来てないのです。そのかわりそれを受けたCさんからのBさんへの返信が、写しがsale@***.***とmailer@***.***となって私に届いています。
こちら、からもお願いです。
今後、絶対に配信しないで下さい。
(以下引用)
 彼がお願いしているのがBさんに対してなのか、ダイレクトメール業者に対してなのかは謎です。
 それとは別に、Dさんからもこんなメールが来ています。
 御社業務に関しての情報いただきありがとうございました。

早速ですが当社としまして、御社業務について申し訳なく、また悪気はまるでないですが当社まったく興味ございません。

したがいまして今回以後DM送信、連絡などははっきり一切お断りさせていただきます。送信リスト等から当社関係アドレスを直ちに削除お願いいたします

情報いただきどうもありがとうございました。
 ところがこちらの宛先は、sale@***.***とmailer2@***.***になっていて、微妙に違うのです。
 いったいこれがどういう仕掛けの元に起こっているのか、さっぱりわかりません。もし私もこのメールを受け取ったという方がいらっしゃいましたら大型小説「★☆★期間限定ゴールデンウィークキャンペーン★☆★係」までご連絡ください。
2000年4月23日
 期間限定ゴールデンウィークSPAM合戦、ご存じ牛の牛肉、TOSSさんから情報をいただきました。さあ、伏せ字だらけだぞ。

TOSSさんのお便り

ottotto.com 主宰)

 ご無沙汰しております。紐育におりますTOSSです。
 うちの会社にも来ておりました。
 元のメールと###さんの2通です。

***の###さんは、ご丁寧に

To: "******* *******" <********@*******.co.jp>
Cc: "******" <sale@***.***>, <mailer@***.***>

と、まるでわざと広まるように宛先を書いています。
Aさんってこの*******さんのことですか?

 *******さんがBさんですね。んでもって、###さんがCさん。
 さて、整理しますと。
・mailer@***.***に宛てたAさんのメールは、私には来ているがTOSSさんには来ていない。
・Bさんのメールは誰に宛てたのかわからないが、私にもTOSSさんにも来てなくてCさんに来ている。
・Bさん、sale@***.***、mailer@***.***に宛てたCさんのメールは私にもTOSSさんにも来ている。
・sale@***.***、mailer2@***.***に宛てたDさんのメールは私には来ているがTOSSさんには来ていない。
……余計わからなくなってしまいました。
 日本の標準、今回のお題は「釘を打つもの」です。
2000年4月30日
 てなわけで明日はメーデーなんですけど。
 確か数年前ね、「メーデーを祝日にする」というのが国会で論議されてたと思うんですよ。「挟み撃ち法案」というのがありまして、国民の祝日二つに挟まれた日は休日にするという法律があります。5月4日はこの法律により休日になってるわけですけどね。
 さて、5月1日が祝日になるとどうなるか。みどりの日(4月29日)との間に挟まれた4月30日は休日になる。憲法記念日(5月3日)との間に挟まれた5月2日は休日になる。てなわけで4月29日から5月5日は必ず7連休になるではないか、というわけです。
 確かメーデー祝日化、与野党どこも反対していなかったはずなんですけど別の法案で国会がどたばたしていて、そのままうやむやになったような気が。あれいったいどうなったんだろう。
 さて、日本の標準、今回のお題は「ズル休みの口実」です。