INDEXで一言 2000年9月
3日 重要な間違い
4日 「時を告げる町」について
10日 ときの塔

15日 四十物町
16日 スケールの大きな猫になれ
17日 ヒモノさんエビさん
18日 痴漢にあった男
   
24日 JISにない字
25日 千葉と神奈川の対戦
26日 一面争い
30日 国勢調査
     

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2000年9月3日
 みつさんからお便りをいただきました。

みつさんのお便り

はじめまして!はじめてるんぱさんの小説を読んだときすごく 新鮮な気持ちになりました〜。普段小説なんか読まないアタシが 食い入る様に見たんですよ。すごくおもしろかった!
アタシの彼氏が今小説家を目指してて、その彼にるんぱさんの 小説をプリントして見せたら、おもしろいって言ってましたよ。
アタシもHPを作っててただいまガラッと更新予定です、その中で 彼氏の短編小説も載せるのでまたのぞいてもらえればとてもとても とぉぉぉぉぉっても嬉しいです!
更新できた時またメールして報告しますHPのアドレスも一緒に!ではでは・・

 嬉しいんですけどね。嬉しいんですけどちょっと重要な間違いが。「ゐ」ですからね、「ゐ」。「る」じゃないですからね。
 「日本の標準」今週は「人差し指と薬指の長さ」です。
2000年9月4日
 まこにゃんさんから大型時間小説「時を告げる町」についてお便りをいただきました。なお、まだ「時を告げる町」をお読みになってない方のためにネタに触れる部分、いわゆるネタバレのところは隠し表示にさせていただきます。マウスをドラッグして選択反転してお読みください。

まこにゃんさんのお便り

ゐんばさん、はじめてお便りいたします。
「時を告げる町」拝読いたしました、で感想というか疑問を少々。
もう一落ち何かあるのかなと思ったのですが、すんなり終わった感じですね
駅員さんとか、公園事務所の人は、どうやって時報の元時間を知るのか?
そういえば、携帯電話はあるんですよね、「117」はOK
なのでしょうか?
この謎の「続編・時を告げる町」が出る予定はありませんか?

 駅員さんや公園事務所の人はですね。もちろん他の人に聞いてるのですよ。
 ていうか、117は時報ですから別に普通にかかるんじゃない
でしょうか。
 てなわけで続編が出る予定はありません。あしからず。
屋根の上の新聞読み」に「最終目的」「降りたら終わり」を追加しました。
2000年9月10日
 HALさんからお便りをいただきました。

HALさんのお便り

 JR宇都宮線の久喜駅東口駅前広場には高さ10m位の細長い「ときの塔」が建っています。そこからは常に時刻を告げる……となると時を告げる町なのですが、実際には常時、利根川の水位を棒グラフ状に実寸で(?)表示しています。
 塔の側面には、キャサリン台風の洪水の時の水位とか、警戒水位とか、堤防の高さなどがマークされています。
 災害に対する心構えを保ちましょうと言う位置付けの塔のようですが、なぜにその名前が「ときの塔」となったかは知りません。

(「とねの塔」+「くきの塔」)/2というのが私の説ですが、真偽のほどは知りません。
 「日本の標準」今週は「泡のついた手」です。
2000年9月11日
 ぺんぱぱさんからお便りをいただきました。

ぺんぱぱさんのお便り

 昨日の(webマスター注。5日)、読売新聞をみていたら、フセイン大統領がガンだとの事です。
 そして、もしもの場合の後継者として次男を指名したとのことです。
 その次男の名前は「クサイ」だそうです。(確認したければ、デジタルカメラで撮っ て送りますよ)

 また、世界には不思議な地名があるもので、「オマン湖」という湖があるそうです。
 これは、TBSの番組「世界まるごとHOW MUCH?」で、ナレーションの小倉さんが言っていたことです。どこの国かは忘れましたが・・・・・・・

 地名といえば、私の住むところには、「四十物町」という町があります。これは、旧町名であり、郵便番号簿には書いてありません.但し、他の地方で、同じ字を書く町が今でも、正式な町名とて使われているところはあるかもしれません。

 ところで「四十物町」はなんと読むかわかりますか?

 では、答えを告げずに、このメールは、終わるのでした!

 ついに、ついにクサイ・フセインの時代がやってきたかあ! (クサイ・フセインについてはここ参照)
「四十物町」は「よんじゅうものまち」です。他の読み方は許しません。って、ほんとにこれだったら結構驚くな。「よそものまち」だとすると、なんかいわれがありそうですね。
屋根の上の新聞読み」に「フェチに非ず」を追加しました。
 まあね、そんな遠くまで行かなくても沖縄に漫湖があるではないですか。
2000年9月15日
 大型マニュアル小説「KI−3Roユーザーズマニュアル」について「意味がわからない」というお便りをいただきました。ちょっと原文そのものはネタバレですので掲載できないんですけど、せっかくですのでたまには作品について解説を加えるのもよいかと思います。
 この作品は取扱説明書のパロディではあります。普通パロディというと風刺のことが多いんですが、この作品について言えば風刺の意図はほとんどないと言っていいでしょう。パロディの形式をとったナンセンスですね。
 ナンセンスといってもシチュエーションがナンセンスであるとか主人公の行動がナンセンスであるとかいろいろ種類があるのですが、この場合は文章そのもののナンセンスです。
 ですから、「意味がわからない」はそれでよいのです。
 清水義範が同じ設定で「取扱説明書」という短編を書いています。初出を見たら私が「KI−3Ro」をAWCに発表したちょい後くらいで、どう考えてもお互いまったく別々に考えたんだろうけど、向こうのほうが面白いんだなこれが。困ったものだ。
2000年9月16日
 猫になれ4猫追加しましたよってなわけでお便りです。

Kohji-3200さんのお便り

ALPHACOHJIX 主宰)

 ひさしぶりにスケールのでかいユーモアに出会ってしまい、感動しています。

 これは余計なお世話かもしれないですが 「猫になれ」は猫の絵よりも 猫の写真を使ったほうが、よりおかしいんじゃないのかなあ と思いました。

 写真は拡大縮小したときにあらが目立つので難しいでしょう、たぶん。
 しかし「スケールがでかい」って言われたのはじめてだなあ。自分では「スケールがちまちましている」方だと思ってたので。
2000年9月17日
 四十物町の続き、てなわけでぺんぱぱさんからお便りをいただきました。スペースの都合で全部はご紹介できないのですが、抜粋して紹介します。

ぺんぱぱさんのお便り

 話は変わります。
 私が生まれ育った家ですが、道路に向かって右隣の家の苗字は「ヒモノ」さんで、左隣の家は「エビ」さんでした。「ヒモノ」さんは今でもそこに住んでいますが、「エビ」さんは30年以上も前に引っ越してしまいました。
 海老さんの記憶はほとんどないのですが、両親の話では、爪に火を灯すような生活をしていたそうですが、何故か、私と兄の二人にはアイスクリームをしょっちゅう買ってくれたそうです。「なんでかね〜?」と聞いたら、「あんたら2人ともかわいい顔しとったからだと思うよ」とのことでした。その後、祖母に連れられて海老さんの家に一度だけ行ったことを憶えています。また、私が小学校高学年の頃、家に帰るとケーキがあり母(祖母だったかも)に聞くと「海老さんがあんたの誕生日だからといって持ってきてくれたよ」とのことでした。先にも後にも私が海老さんからバースデーケーキをもらったのは、この年だけでした。
 さて、上記の「エビ」さんは「海老」さんですが「ヒモノ」さんは「干物」さんではなく「桧物」さんでした。
 また、私の家の真向かいの家は「四日」さんで、読み方は「ヨッカ」さんでした。「ヨッカ」さんも、10年以上も前に引っ越してしまい、今は、そこには、住んでいません。

 また珍姓ばかりが集まったところですねー。海老からケーキをもらうなんてそうめったにできる経験ではないですよ(なんか不思議の国のアリスみたい)。
 「日本の標準」今週は「幽霊はここにいる」です。
2000年9月18日
 先日生まれてはじめての経験をいたしまして。電車の中でですね。痴漢にあったんです。あ、私37歳男性ですよ。
 最初何やら尻のほうがもぞもぞするなーと思ってたんですが、どうやら手がうごめいているらしい。まあ、手がうごめくだけならはずみでもあるじゃないですか。ところがその手が、なぞりはじめている。何をって、割れ目のラインっす。そして線の攻撃がやがて面の攻撃となり、なで回しはじめたのです。
 相手? もちろん男です。どうも私と同年輩くらいの、多少酔っぱらったおっさん。
 そりゃま私も男性が痴漢にあった話を聞いたことがないわけじゃないっす。高校時代の友達なんか結構あったやついました。しかし37年間会わずに過ごしてきて、いまさら会うとは思わないじゃないですか。
 そんなこんなで私の降りる駅に着き、おっさんは警察に突き出されることもなく逃げ延びたわけです。37の男痴漢して何が面白いんやって、面白い人もいるだろうなあ。
 さて、告知です。私の所属していますアマチュアライターズクラブ(AWC)では、このたびホームページをリニューアル、14年間に発表された作品約三千三百点が収録されたライブラリィがオープンいたしました。大型小説の世界で発表してない私の作品もあったはず。よろしくお願いします。
2000年9月24日
 ぺんぱぱさんのお便りです。

ぺんぱぱさんのお便り

大型高橋小説 高橋】を読みました。
 これは、現実問題として、当事者にとっては、大きな問題ですね。
 というのは、私は、一部上場会社の人事課で勤務しているのですが、JISコードも、句点コードも、アスキーコードもない名前の人がいるのです。
 たとえば、斎藤さん、斉藤さん、齊藤さん、齋藤さんは良いのですが、さい藤になってくると、さいのコードが無いため、さい藤さんとなってくるわけで(という風に説明の文をワープロで書くとなんだか分からなくなります)、さい藤さんではしょうがないんで、とりあえず一番近い、齋藤さんあたりで、間にあわすわけです。
 しかし、さらに深刻な問題があり、なんと、方言が苗字の人がいて、その方言を表す漢字が無いのです。当然、方言ですから、その地方だけにある言葉で、たか橋さんのたか、さい藤さんのさいの場合とは違い、相当する漢字が無いだけではなく、ほぼ同じ形の異字体すらありません。したがって、社内の名簿を作成する場合などは、その人は、ひらがなで処理されてしまい、すごく間抜けです。
 いまどき、一定の規模の会社で、コンピューターによる人事管理データベースを活用していない会社はないのではないでしょうか?また、市区町村役場に於いては、戸籍の登録という問題があり、その人の本来の字体でなければならないはずであり、コードのない人が転入してくる度に、外字を作ることになるのではないかと思います。
 となると、コードの無い漢字の名前の人は、アイデンティティを(多少なりとも)失うことになるしかないのでしょう。
 私も、苗字に「くさかんむり」がついているのですが、「くさかんむり」そのものも、横棒の切れ方で、何種類かに分かれているのです。
 兄が結婚して婚姻届を出すときに、両親が代理で届を出した時に、今は「*」の字ですけど「*」に変えますかと聞かれ、コードのある字体に変えたそうです。私は、あえて、従来の字体で、届けましたので、私の本当の名前は、インターネット上では、使えないのです。

 戸籍のシステムを作った人に聞いたことがあります。無茶苦茶外字が大変だそうです。
 私生まれたときの戸籍はもちろんコンピュータ処理されていない頃だったんですが、結婚したとき役所に正式にはこの字だと言われ、JISコードのない異体字になったんですよ。このときは自分でも知らなかったのでちょっとびっくりしましてね。「異体字っつーより、これ、単に役所の人間の書き癖じゃないか」と思いました。
 ただ、今は異体字を整理してゆく方向だそうで、転居して本籍も移したとき通常の字に戻りました。自分ではその異体字に何の執着もなかったので(知らなかったくらいだから)、それでよかったんですけどね。
日本の標準」今週は「バスタオルのサイクル」です。
2000年9月25日
 五輪やW杯なんかの国際試合になると、テレビなんかで、例えば、在日韓国人の方にこのような質問がされることがあります。「日本と韓国が試合をしたらどちらを応援しますか?」
 ばかばかしい質問だと思います。スケールをうんと小さくして、自分に当てはめるとそのばかばかしさが如実になります。
 私は千葉県出身で神奈川県在住です。では、千葉と神奈川が対戦したらどちらを応援するか。
 柏レイソルと川崎フロンターレだったら、フロンターレだな。千葉ロッテマリーンズと横浜ベイスターズなら、うーん、スワローズファンだからあまりどっちにも思い入れはないのだけれど、しいて言うならマリーンズかな。もっともごめんなさい、オープン戦以外でこの両者が戦うシチュエーションというのが想像がつきませんでした。
 今年の夏の甲子園で千葉代表の東海大浦安と神奈川代表の横浜高が対戦しました。あららと思ったのですが、結局私がその試合の結果を知ったのは数日後、東海大浦安が決勝で負けたというのを知ったときでした。うーん、もともと高校野球はそんなに興味ないんで。
屋根の上の新聞読み」に「誰も死んではならぬ」を追加しました。
2000年9月26日
 さて26日のスポーツ紙各紙の一面トップは高橋尚子か巨人優勝か? てなわけで注目して見ていたわけですが、そりゃあ五輪女子マラソンの金メダルは史上初でプロ野球の優勝は毎年どこかが2回はしているから希少価値からいって高橋だろう、という予想に反して巨人のほうが優勢でした。
 9回裏に4点差をひっくり返すという劇的な試合展開でなかったら確かに微妙なところだったかもしれません。が、それ以上に大きいのは女子マラソンは午前中だったということではないかと思います。
 昨日一日、チャンネル変えながらテレビ見れば高橋5回は走ってましたからねえ。ニュース映像を除いてですよ。日本中が高橋のことならオヤジのはしゃぎっぷりから小出監督のひげまで、わずか一日ですっかり満腹状態になっていたのです。翌朝の段階では高橋の話はもう古くなっていたわけで、敢えて巨人を一面にもってきた各紙の判断はこのへんさすがだと思います。
 情報があっという間に古くなってゆくというのは、怖いです。
屋根の上の新聞読み」に「危険なさが」を追加しました。
2000年9月30日
屋根の上の新聞読み」に「盗んでがっかり」を追加しました。
 この記事の中で別の意味で気になるところが一点。これ国勢調査の話なんですが、「記入済み調査票十三通」とあります。
 ところが、今回の国勢調査の設問の中に「9月24日から30日までの間に働いた時間」という調査項目があるのです。30日以前には回答はできないのです。事件が起こったのが23日ですんで、この回答は嘘八百と言うことになります。
 かく言う私も23日に明日回収するといわれ、なんじゃそりゃと思ったのですが、戦うほどのことでもないので見込みで書きましたけどねー。終わってみたらそんなに働いてないですね。
 うーむ、この統計意味があるのかしら。