* INDEXで一言 *
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2000年1月13日
輪ゴム情報、掲示板にいろいろいただいております。ぜひご覧あれ。
さて、私が昔から書いてみたかった小説があります。すべて実在しない文字で書かれた小説です。
漢字のようで漢字でない、平仮名のようで平仮名でない、そんな文字をいっぱい作って小説を書くのです。
結局これには恐るべき労力が必要、ということで実現しませんでした。
しかし恐るべし。既にそのような文字のフォントが売られているのです。ニィスから発売されている「字識人」等に入ってます「ギジモ」がそれです。
といってもこのフォント、ナンセンス小説を書くために開発されたわけではありません。もっと実用的な意味があるのです。
広告やパンフレットのレイアウトを決めるとき、このスペースには図が入って、ここには文章が入って、とかやるわけですよね。入れる文章が最初から決まっていれば問題はないのですが、先にレイアウトだけ決めたい場合。
意味のある文字を使うとどうしても人間ってその意味に引きずられるじゃないですか。見てほしいのはレイアウトであって文字には意味はないんだけど、どうしても文字からは意味は消せないので見る人はその文字を中心に見ちゃいます。そこで、意味がないことに意味がある文字が開発された、というわけです。
サンプルを見る限りではもっと文字数があった方がそれらしいのに、とか思いますがそうすると今度は入力するのが大変でしょうね。