* INDEXで一言 *

2000年7月2日

 掲示板でも触れられてますが、HALさんからお便りをいただきました。


HALさんからのお便り

 HALでございます。
 ゐんば先生の大型小説のページをいつも楽しんでおります。

 恐らく、今までの屋根の上の新聞読みの購読紙からすると 先生のところでもご覧になれると思いますが、「朝日新聞 7月1日朝刊の社会面の『青鉛筆』」に
▽「今川焼き」という呼び方は、関東にほぼ限られ、全国的には
 「大判焼き」関西や九州では「回転焼きが主流」。広島大学生による
 調査がまとまり、ホームページ「中国・四国言語地図」で公開された。
 という記事がありました。

 もちろん、標準君の「第71回 円筒形菓子の名称」が頭に浮かんだことは 言うまでもありません。上記のホームページを探してみました。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/hoogen/chus/99066n.htm
で、広島大学 学校教育学部 高橋(顕)研究室 の皆様の労作で あります。この他にも、各種の言語関連のテーマの地域分布地図 を作成してあり、1度見てみるとおもしろいです。

 これを見るにつけ、半年間、全国2300人に及ぶ高橋研究室 の皆さんの結論を、たった一週間で半年も前に導き出していた 標準君の慧眼に改めて感心するものです。
 ちゃんと、御座候という商品名が普通名詞化する現象、と 調査結果も、標準君はきちんとつかんでいます。
 地図の分布も、ゐんば先生のまとめた結論の地図と基本的に 同じでした。
 調査を行った学生さんは、標準君を知らなかったのでしょうかね。
 あるいは、そこから触発されて2300人の調査に進んだとか。

 記事は、お間抜けを探るという「屋根の上の新聞読み」のコンセプト とは外れますが、皆さんに紹介したいと思います。どこかに 載りませんでしょうか?

 ではまた。

 こいつがその記事ですね。
「蜂楽饅頭」は標準くんではでなかったな。あのときの128人の調査でさえ選択肢は17個になったから、2300人に聞くといくつになることか。
 さてたいへんアカデミックな「日本の標準」、今回は「鼻をかんだ後」です。
2000年7月1日朝日新聞東京本社14版より
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