先週の「日本の標準タロウ」は「フロッピーの現在」でしたが。
とある大学の教授と、こんな話になりました。
後世に残すべき文献が電子ファイルの形であります。これをどの媒体で残すのがよいか。
後世というのはどのくらいのちを指すか、という問題はありますが、ここでは仮に五十年としましょう。
条件を満たす媒体とはこういう媒体です。
・物理的に壊れず
・再生できる装置が存在し
・その装置がつながるコンピュータ・利用できるアプリケーションが存在する
当然今まで五十年使われた実績のある媒体はありません。そのことを差し引いても、これで五十年はかなり厳しい条件です。十年、でやっとなんとかというところでしょうか。
でも、文献の寿命として五十年はとうてい長いとは思えません。
そのとき出た結論は、印刷して紙で残すという答えでした。
でも、これもほんとは完璧じゃないんですよね。当然酸性紙じゃだめですし、プリンタ用のインクがそこまで色あせずにもつのかはわかりませんし。
今週は「この次の食事」です。