佐野祭の大型小説 Vol.6


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大型花見小説「桜花粉症」

SAKURA KAFUNSHO

「いや花粉症でない人にはなかなかわからないと思うんだが、ずずっ、この、この、あー目がしょぼつく、桜の下で鼻をすすりながら飲むってのがまた格別、ねえ喜三郎さん」

大型リクルート小説「独尊」

DOKUSON

「花より団子」あっという間に一万三本松社員は講堂から姿を消した。

大型結婚式小説「キャンドルオプション」

CANDLE OPTION

「当式場ではオプションとして、『悪のりして騒ぐ悪友セット』をご用意しておりますが、こちらの方はいかがでしょうか」

大型煙草小説「日た」

NITTA

「まず『七ツ星』が三割四分の減少です」「うーむ……」「で、主力中の主力、『柔らか七』は四割一分減です」

大型自我小説「慣習」

KANSHU

「あなたの尻の拭き方は間違っている」

大型マルチメディア小説「ヤカンでW・A・V」

YAKAN DE W.A.V

「そう、これがパソコンとつなぐケーブルなんだ」「ヤカンとパソコンを?」「そ。ほら、こうやってパソコンに通信プログラムインストールしてね……ねー、これってどうするの」

大型演技小説「何もない部屋」

NANI MO NAI HEYA

「ここの壁なんかどうでしょう」 手児奈と名乗る女の指さす先には何もない。遠くに公園の植木があるだけである。

大型教養小説「和歌に親しむ〜鴨」

WAKA NI SHITASHIMU - KAMO

 私の庭に梅の花が散っているよ。いや、あれは空から雪に乗って鴨が流れてきているのかなあ、という意味になります。

大型恐喝小説「プライベートは誰だって」

PRIVATE WA DAREDATTE

「ちょっと見て欲しいものがあるんです」「何でしょうか」 喜三郎は力バンから一枚の封筒を取り出して開けた。「まあ、この写真なんですけどね」

大型書評小説「濁点の反逆」

DAKUTEN NO HANGYAKU

 しかし困ったな。きょうきときょうきときょうきときょうきのくへつかつかな いようては話にならん。うわあ。しふんても何を書いているのかわからん。

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