５月１８日の朝日新聞でアメリカと中国がお互いにどう認識しているかという世論調査が掲載されていまして。
　アメリカでは中国の台頭に身構える空気が強まっているとかね、そういった調査に混じりましてお互いに最初に思い浮かぶ中国人・アメリカ人という調査があります。だいたいこういう調査は悲惨な結果になるものです。
　中国側、ひたすら歴代大統領の名前しか並んでません。前大統領クリントンが現職ブッシュを押さえトップ。まあ、ブッシュさんまだ何も目立ったことやってませんからね。大統領以外ではマイケル・ジョーダンとビル・ゲイツ、キッシンジャーくらいなもんですか。
　アメリカ側、一位の毛沢東はともかくとして二位がいきなり「身内・知人」。それって二位っていうのかな。これ「中華人民共和国」に関する調査なんですが、三位にジャッキー・チェンはまだしもそれと並んで蒋介石。七位のホー・チ・ミンにいたってはそれ完全に違うぞ。ちなみに、現職の政治家はランクインしていません。
　さてこの問題を皆さんにも問う訳なんですが、一口に中国人といっても非常に指し示す対象が曖昧であります。「中華人民共和国国民」の意味もあれば「漢民族」の意味もある。かつ、政治的にも非常に微妙です。
　そこで今回、「中国人」という言葉の解釈は皆さんにお任せします。それも含めて問題ということで。ただ、一応有名人書いてください。近所の人を書かれてもわけわかりませんので。現存している人でも、故人でも、歴史上の人物でも、創作上の人物でもけっこうです。何を書いても無効にはしません。だからといってマイケル・ジョーダンとかボケをかますと馬鹿にされます。
　あなたが中国人と聞いて最初に思い浮かべるのは誰ですか？

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　えーっと……皆さん私が中国人じゃなくてよかったね。
「犯罪者」を除いても、十分中国人には見せられない結果になっております。見せられないたって、見えるんだけど。
　まあその中でも「中国人」という言葉の指す意味の傾向を分析しますと
・台湾は別という意識高し。テレサテンと蒋介石（彼は大陸出身だが）くらいで、メジャーどころの李登輝やビビアンスーの名も無し。
・香港は実際中国領で、メジャーな芸能人が多いので票も入りやすいのだが、やはりなんかちょっと違うかなというためらいあり。
・華僑はちょっと区別されている模様。日本で一番有名な華僑である王貞治に票が入らなかったのは、台湾系のイメージが強いせい？　（台湾系の華僑というのは中華人民共和国建国前に先祖が日本に渡ってきた人が多く、実際に台湾出身というわけではありません）　
　ところで「私中国は広島生まれ」で有名なゼンジー北京ですが、実は大阪出身というのをご存じでしょうか？　なんと彼はニセ中国人であったのみならず、ニセ中国地方人だったのです（まあ、広島生まれの大阪育ちかもしれないけどさ）。プロや。

　てなわけで何一つ意見はまとまりませんでしたが、

　日本の標準は「中国人といえばゼンジー北京」に決定いたしました。