今週の質問は岩崎貴さんからいただきました。

　標準君に質問です。

　新品のペンタイプの修正液を使うとき、使用方法に書いてある「ご使用前にキャップをしてよく振ってください」というお願いに対し、私は10秒ほど振ってしまいましたが、みなさんは何秒くらい振るのでしょうか。

　振らない人はおらず、ほとんどの人は１回試して（うまく修正液が出なくて）また振り直すと思いますが、とりあえず最初に何秒くらい振るのか、標準的なところを教えてください。よろしくお願いします。

　缶飲料とかによく「よく振ってからお飲みください」と書いてあります。スプレーにもよく書いてあったりしますね。
　ラーメンだったらお湯を入れて３分間とか割と具体的に書くんですが、「よく振って」というのもずいぶん大ざっぱな言い方です。そりゃま、修正液だったら出てくるまで振るわけだし、飲み物だったら混ざるまで振ればいいんだけど、だったらそう書けばいいじゃん。いったいこの大ざっぱな「よく振る」の正体はなんなんだ、というのが今回の質問です。
　ところで岩崎さんは「振らない人はおらず」と言ってますが、たぶんいると思う。ていうか、そもそも使用方法を読んでない人がかなりいると思うんですよ。ていうか、ペンタイプの修正液使わない人も多いし。で、こうしましょう。
　ペンタイプの修正液。こういうやつ。あなたはこれを渡されて「よく振ってください」と言われました。使ったことがあるかも知れないし、ないかも知れないんですが、そこまで言われて振らないわけにはいかない。
　あなたは「よく振ってください」と言われたらどのくらい振りますか？
　1回（1往復）は約0.5秒でお考えください。

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　修正液の場合あまり振りすぎて困るという自体は想像がつかないので、余計に振っておいて損はなさそうな気もしますが、それでも5,6回。
　例えば5,6回縄跳びして「よく跳んだ」という実感があるか、5,6回肩叩きして「よく叩いた」という実感があるかと言えばそうは思えないのですが、振ることに関しては満足してしまう。
　やはり、あの振るという動作にどうしてもつきまとうお間抜け感のなせる技でしょうか。

　てなわけで何一つ意見はまとまりませんでしたが、

　日本の標準は「『修正液をよく振る』というのは5,6回振ること」に決定いたしました。