日本の標準SR第94回
肩書と敬称の並列

 今週の質問はHASSEさんからいただきました。


 標準くんに質問です。
 以前から気になっていたのが、封書やFAXに書く宛名の敬称です。
 例えば、佐野祭という課長がいるとします。
 その宛名を「佐野祭課長殿」と書くのは、日本語として間違っていると思うのです、私は。
 だから私は「課長 佐野祭殿」又は「佐野祭課長」と、書きます。
 しかし私の上司は、当然のように、「佐野祭課長殿」と書きます。私はそれを見て心の中でバカな上司と思っていました。(他にも色々と日本語の用法のおかしな人なので。)
 ところが、最近気付いたのですが、他社から私の上司に届く郵便物に「○○課長殿」と記載された物がけっこうあるのです。しかも、言葉使い、特に敬語に関する教育にはうるさかろうと思われる大手企業の営業からです。そして最近、私は思うのです。「佐野祭課長殿」でも日本語としてOKなのだろうか?私がこだわりすぎるのだろうか?
 実は私も、「佐野祭課長殿」は日本語として間違いだとは思うのですが、違和感を感じません。皆さんはどうなのでしょうか?
 選択肢としては、
1)日本語として間違いだと思うし、違和感も感じる。
2)日本語として間違いだと思うが、違和感は感じない。
3)日本語として間違いはないと思う。
といったところでどうでしょうか。

 たぶんその前に、「殿」に違和感を感じる人がいると思います。
「殿」は目下の者に使う言葉で、取引先等に使うべきではない、というわけです。私もそういう感覚なのですが、私の会社はもっぱら「殿」を使っています。
 まあ、問題の本質はそこではない。別に「殿」に違和感があるなら「様」でも結構です。
「佐野祭課長殿」とか、「佐野祭課長様」というふうに、肩書と敬称を並べて書くことについてあなたはどう思いますか?


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