日本の標準第109回
バス停××前

 今週の質問は煮込み雑巾さんさんからいただきました。


 どうも煮込み雑巾です。先日は「タクシーを使わず歩く距離」を採用いただき、ありがとうございました。
 さて、先日、某予備校の「時習館前校」というのを発見したのですが、そこは時習館から国道沿いに300メートルくらい先の、どう考えても「時習館前」とは言いがたい場所でした。
また、私の家のすぐそばに、路面電車の「競輪場前」という停留所があるのですが、これも競輪場から1キロくらい離れており、「競輪上に行くとき曲がる交差点前」という感じです。
 私の感覚では、「××前」とは、「××から全速力で走っていって汗のでない距離」なのですが、標準くんはどうなんでしょうか。ひとつよろしくおねがいします。
 ちなみに、豊橋には、「バスターミナル前」というバス停があります。これは正しくバスターミナルの「前」にあります。


 

 バスターミナル前って、バスターミナルからは疎外されているのですね。
 良心的なバス停ですと近くの場合は「××前」、ちょっと離れている場合は「××入口」と名乗っているものです。
 そういえば東京の地下鉄に「三越前」という駅があり、銀座線と半蔵門線が走っているのですが、この二つの線の駅がえらく離れています。乗り換えようとして歩いても歩いても歩いても一向にもう一つの駅に着かない。間違えたのではないかと思った頃にやっとたどり着きます。あれ、銀座線の方は確かに三越前だけど半蔵門線は絶対三越前じゃないぞ。
 あなたが「××前」という名前で許せる距離はどのくらいですか?


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