日本の標準第98回
おはようの限界
今週の質問はMasさんからいただきました。
コミュニケーションの基本は挨拶でありましょう。
世界各地の言語を見渡すと、時刻によって異なる挨拶の言葉を用いる場合がしばしば見受けられます。例えば、日本語がそうです。
朝は「おはよう(ございます)」、昼は「こんにちは」、夜は「こんばんは」。
お聞きしたいのは、日本語の「おはようございます」を何時まで使うか、です。
英語の「Good morning」の場合、"morning"は日本語の"朝"とやや異なり、"午前中"を意味するので、早朝から正午直前まで用いられると聞きます。
日本語の場合、状況にも依りますが、日が高く昇ってからの「おはよう」に、私は違和感を覚えます。
一方、近年「おはよう」の使用可能な時刻範囲は拡がっているように感じます。
フレックスタイムが普く導入されていることや、「こんにちは」に敬語表現がないことなどがその原因ではないかと愚考しております。
ある業界では何時であっても「おはよう」を用いるようですが、これは例外として、例えば、1時間目の講義が終わった後に、サークルの先輩に会った時や、直行した社外での打ち合わせの後に出社して、その日初めて上司に会った場合、それが、何時だったら「おはようございます」と言っていいのでしょうか。
現代日本の標準をお教えください。
あ、確かに「こんにちは」に敬語表現がないというのは私も感じてますね。ちなみに私昔学生演劇やってまして、そこでは何時であっても「おはようございます」を使ってましたので、今でも結構そのときの癖が残っていて午後になっても「おはようございます」を使うことがあります。
あなたは何時くらいまでなら「おはよう」を使いますか?
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