日本の標準タロウ第17回
「々」の伝え方

 今週の質問はモリシマさんからいただきました。


 えー…とてもささいなことなのですが、長い間ちょっと気になっていることがあるので、新たにお伺いしてみることにしました。

 PCやワープロで文章を書く際に、「人々」と打ち出したいとしますよね?
 その際はシンプルに「ひとびと」と打てばいいのですが、問題はこの「ひと」でなく、「びと」のほう。字を重ねるときにつかう「々」を、私は単独で打ち出すやりかたがわかりません。
 共々、我々、楚々…等、自然に一単語でくっついてくる場合は良いのですが、それ以外になんらかの語のうしろに「々」をくっつけたい時には、しょうがないのでいちいち、「人々」と打って、「人」のほうを消して使っています。読み方もわからないので。

 そんなのくっつけたい瞬間がめったにない、と言ってしまえばそれまでですが、そういう場合、いったい皆さんはどうやって「々」を打ち出しているのでしょうか?
 迷うまでもなく常識として打ち出し方を知っているのが標準なのか、
 だれかに聞いてならったのか、それとも少数は「人々」と打ったりして前を消しているのか。
…私は「人々とかに使ううしろの“々”ってフツウどう読むものなの?」と聞く勇気がなくて、「人々」式でずーっと今に至ってしまったわけなのですが。
 みなさまはどうしているのでしょうか?

「々」というのは漢字ではなく記号でして、「同」の省略体で……まあいいやこの辺は誰かがうんちくたれるだろう。
 てなわけでこの字には読み方はありません。ま一応名前らしきものはあるんですが、あまり知られてない。知られてないってことはその名前で呼んでも人に通じない。
 さて、あなたが「々」を単独で読まねばならない羽目になったとします。
 あなたはこれをどう呼びますか?


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