日本の標準タロウ第49回
県名と県庁所在地

 今週の質問はぐっきーさんからいただきました。なんでこんなこと思いつくんだか。


 私は奈良県生まれです。小学校4年で県庁所在地なるものを学習して以来、県の名前と県庁所在地は一致するのが普通、一致しないのが例外だと思っていました。近畿圏では兵庫県神戸市以外は一致するのです(当時、岐阜県は私にとって近畿ではありませんでした)
 ところが、最近、愛知県名古屋市育ちの人この話題に盛り上がり、むこうは違うのが普通だろとおっしゃるのです。彼の理屈では、国名と首都は必ず違うのと同じように県名と県庁所在地は違うのがあたりまえなのだそうです。
 私は納得いきません。
 県名と県庁所在地は違うのが標準なのでしょうか?

 なぜここで岐阜県が。としばし考えましたが、どうも滋賀県のことのようです(なお、三重県は近畿ではないようです)。
 さて、数から言えば同じほうが多数派です。では同じなのが標準か、というと単純にそうも言い切れなさそうです。
「違う」派には、大票田の北海道・神奈川・愛知・兵庫がいます。一方「同じ」派にも、大阪・福岡・千葉があります。
 人口で言えば、「同じ」派が約6千万人、「違う」派が約5千5百万人。なかなかいい勝負です(埼玉県さいたま市は表記が違うし、埼玉県浦和市の時代が長かったので「違う」にカウントしてます)。
 さらに、どちらにも数えなかった大票田があります。東京都です。強いて言えば東京都の県庁所在地は新宿区になるのかも知れませんが、もともとあまり県庁所在地という意識がないかも知れません。
 さて、そんなことは考えたことがないかも知れませんがどちらかに決めてください。
 県名と県庁所在地名は、同じなのが普通だと思いますか、違うのが普通だと思いますか?


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