「エースをねらえ!」のオープニングテーマソングを聞いて「あれ?」と思ったわけです。
内野聖陽扮する宗方コーチが歩いてゆくわけですよ。流れる歌詞が「私は飛ぼう 白いボールになって」。
知らない人が聞いたらきっとこの「エースをねらえ!」ってのは野球ドラマに違いないと思うわけですね。エースをねらうんだもん。でもご承知の通り、これはテニス漫画のドラマ化なのですね。
テニスボールは黄色いじゃないか、とつっこみたくなるわけです。でもよくよく記憶をたどっていくと、確かに昔テニスボールは白かった気がする。
このテーマソングは以前アニメ化されたときのテーマソングをそのまま使っているのですが、このアニメ化が1973年。いつ頃からテニスボールが黄色くなったのかははっきりとはわからなかったんですが、少なくともウィンブルドンで黄色が使われるようになったのは1986年からだそうです。主演の上戸彩が生まれた翌年です。
ちなみにドラマで使われているテニスボールは黄色です。ここらへんは難しいところです。いま白いボールを使ったら違和感があるでしょうからね。
当時をなぞるのが目的のドラマではないのであんまりきっちり時代考証をやると返って嘘くさくなりますしね。このドラマ時代背景はぼかしてあって、例えば携帯電話は誰も使っていないのですが、女子高生のスカート丈は現代風です。昔はもっと長かったものよ。
今週の「日本の標準タロウ」は「お年玉付き年賀はがきの抽選」です。