日本の標準SR第71回
ライスとフォーク

 今週の質問はMasさんからです。


 いわゆるファミリーレストランでハンバーグセットを注文したとします。ライス(白飯)付きです。
 茹でたニンジンやジャガイモなどを添えたハンバーグの皿とライスを盛った平皿が置かれます。
 そして,脇にナイフとフォークが置かれます。
 ハンバーグを食べるには,フォークに刺し,利き手のナイフで切り分けて口に運ぶのが標準と思われます。
 さて,ライスはどのようにして口に運ぶのが標準なのでしょうか。

 私は,フォークを利き手に持ち替え,フォークの凹面にライスをすくって食べます。→)

 利き手にナイフ,一方の手にフォークを持ったまま,ナイフでライスを寄せてフォークの凸面に乗せる人もいます。→(

 必ず箸を取り寄せる人もいるようです。
(初めから箸のあるレストランも多いようですが。)

 欧米でのマナーとかではなく,日本の標準をお教えください。

 利き手と逆の手でフォークを持ち、凸面(背ですね)に乗せるというのは伝統的な持ち方です。しかし、やってみるとすぐわかるように一番不自然な食べ方です。なぜこのやり方が伝統になったのかちょっと不思議です。
 たぶん、最初にこの食べ方を考えたのは明治の人なんでしょうが、彼らにとっては向きがどうのというよりすでにナイフとフォークを使うことがやりにくかったはずです。ですからどういう向きにしてもあまり関係なかったのかもしれません。
 レストランで皿に盛ったライスが出てきます。ナイフとフォークしかないとします。あなたはライスをどうやって食べますか?


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