「日本の標準」本、そろそろ書店に出回っているかと思います。よろしく。
　今週の質問は虹島さんからいただきました。

ホテルなどの朝食でアメリカン・ブレックファーストをたのむと、卵料理をどうするかというリクエストを聞かれます。メニューはこんな感じですね。

・サニー・サイド・アップ（目玉焼き）
・ターン・オーバー（目玉焼きの両面焼き）
・ボイルド・エッグ（ゆで卵）
・スクランブルド・エッグ
・ポーチト・エッグ
・プレーン・オムレツ

（中略、全文はここ）
そこでお聞きしますが、朝食でパンと卵料理という組み合わせの場合、皆さんはどれを選びますか。和食ではないので、生卵や温泉卵はなしです。アメリカン・ブレックファーストだと、通常ハムやベーコンは卵と別に添えられて出てきますので、ハムエッグやベーコンエッグもなしです。あくまでも「卵のみを使った料理」ということでお聞きします。そういえば、ボイルド・エッグは「何分ゆでるか」まで聞かれることがありますが、そこまで選択肢をひろげると、別のお題になってしまいそうなので、この程度でどうでしょうか。

　自分で作るわけではないので料理の手間は気にしないでください。
　朝食の卵料理、何がいいですか？　もちろん明日になれば気が変わっているかもしれないけど、今の時点で。

次の標準　目次に戻る

　それにしても一つの食材だけでこれだけの加工の仕方があるというのも面白いものです。
　たとえば卵というものを全く知らない人がいたとして、ゆで卵と目玉焼きとスクランブルエッグが同じものからできているというのは想像がつかないんじゃないでしょうか。

　てなわけで何一つ意見はまとまりませんでしたが、

　日本の標準は「朝食に食べたい卵料理はスクランブルエッグ」に決定いたしました。