* INDEXで一言 *
7日
2002年4月14日
 先週永井一郎さんの新刊の話を書いたときに、「サザエさん」についてちょっと触れました。
 私「国民漫画」という表現を使いましたが、どうしても「サザエさん」、そして作者の長谷川町子というと「健全なご家庭向き漫画」というイメージがつきまとう。
 でも私はそれは長谷川町子の本質ではないと思います。
 師匠の田河水泡にしてもそうですが、二人ともお笑いの申し子というべき人なんですね。
 彼らはお笑いの題材として、軍隊ですとか、大家族ですとか、たまたま連載開始当時どこにでもあった題材を選んだにすぎない。ところが彼らの漫画は、あまりに寿命が長すぎた。彼ら自身の寿命はもちろんのこと、もともとの素材の寿命より遥かに長生きすることになった。
 結果として今の目で見ると、違う意味がついてしまっている。しかしそれはあくまで結果。彼らの本質は、あくまでお笑いです。
 今週の日本の標準SRは「お湯の沸かし方」です。
屋根の上の新聞読み」に「検針している」を追加しました。

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