INDEXで一言 2001年4月
1日 テレビのない生活
8日 続々・音楽室の肖像
9日 だれが「本」を殺すのか
16日 三波春夫パレード
19日 続三波春夫パレード
22日 首相と身長
25日 お知らせ
29日 イヤホンの区別

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2001年4月1日
 ちょっと二十日ばっかテレビのない生活をしてたんですが、久々にテレビのある生活に戻りまして。
 ときどきいるじゃないですか。芸能人がちょっとテレビに出ないと、「あの人どうしてるんだろうねえ」と言い出す人。もう市村正親だろうが大地真央だろうがテレビに出ていない人は活動していないと思っちゃう。
 二十日も空くと、もう、何見てもその状態。「うおおお、久米宏生きてるぜ」そりゃ生きてるって。「おお、織田裕二生きてたのか」だから生きてるって。「すげえよタモリ生きてたよ」死んだのはお前のテレビだって。
 今週の「日本の標準SR」は「桜餅の葉」です。
2001年4月8日
 シリーズ音楽室の肖像、お便りをいただきました。

ぺんぱぱさんのお便り

 音楽室の肖像画のことで思い出したんですけど、あの方々のヘアースタイルは、スゴイですよね!巻き毛、まきげ、マキゲの大行進です。あれには、訳があります。あの肖像画のほとんどの方が、カツラなのだそうです。当時、宮廷に出入りする人々は、カツラをかぶるのが普通だったそうです。今でも、イギリス、香港等の裁判の様子が映画やドラマで出てくる時には、古風な髪形のカツラをかぶっていますが、あれは、その名残なのでしょう。
 ベートーベンさんの髪は、ボサボサなイメージがありますが、あの方の場合は珍しく、本当の毛なのであります。
 また、ハイドンさんは、髪の毛が薄く、宮廷用のカツラのお陰で、助かったとの逸話があります。
 ではまた!

 過去の話だと思ってはいけない。つい先頃まで英国上院議長は、このような格好をしておりました。
 今週の「日本の標準SR」は「四国の代表都市」です。
2001年4月9日
大嘘新聞」品薄状態のようでご迷惑をおかけしております。bk1紀伊国屋等のオンライン書店で注文してもらうのが今のところ確実そうです。
 私も近くの本屋にないなあと思っておりましたが、何の気なしにふと見ると『「超」発想法』や『マズローの心理学』と並んで「自己啓発」のコーナーにありました。そうか。自己啓発本だったのか。
 まあコーナー間違いというのも世の中には結構あるようでして。
 その本屋でふと『月刊編集会議』なる雑誌が目に付き、なんじゃこりゃ? と手に取ってみると、そのものズバリ編集者の編集者のための編集者による雑誌らしい。その中にノンフィクション作家の佐野眞一さんへのインタビューが載ってました。
 彼の出版流通を取材した著書『だれが「本」を殺すのか』は間違ってミステリーのコーナーに置かれたことがあるそうな。それに対して佐野氏、
『「本」と「殺」がつくタイトルは横溝正史の「殺陣殺人事件」しか思い浮かばない(笑)』

……は? 何が言いたいんだ? と0.1秒ほど思考停止しました。
 横溝フリークはすぐお気づきのことと思いますが、当然「本陣殺人事件」の間違いでございます。「タテ」と「ホンジン」を言い間違えるはずもないから誤植でしょうね。しかし……思いっきりぶち壊しっすね。
猫になれ」に3猫追加しました。
2001年4月16日
 15年くらい前になるのかな。
 私、秋葉原を歩いていたんです。すると向こうからなにやらパレードがやってくる。
 いかに当時千代の富士の全盛期だったといっても二日目で優勝が決まるわけがない。野球のシーズンは終わっている。はてなんだろうと思って見ていると、やがてその長い長いパレードの向こうから神々しい気配が漂ってくる。
 オープンカーの上で手を振るその人は、おお、三波春夫先生その人ではないですか。いやー道を歩いていて向こうから三波春夫が手を振りながらやってくるなんて、めったにできる経験ではないよ。
 え? そのパレード? いえ、昭和天皇在位六十周年パレードだったんですけどね。今度生まれてくる雅子さんの子供はきっと三波先生の生まれ変わりだねっ。
 今週の「日本の標準SR」は「秘密の臨時収入」です。
2001年4月19日
 そのときパレードと全く無関係に立川談志が歩いていたことも付け加えておこう。
屋根の上の新聞読み」に「定職はないが常識はある」を追加しました。
2001年4月22日
 自民党総裁選もほぼ小泉純一郎で固まりつつありますが、今日は去りゆく森首相を総括してみたいと思います。
 その昔、竹下登・安倍晋太郎・宮沢喜一で政権を争っていたとき、安倍晋太郎を支持する理由の一つとしてかなり真面目に「安倍さんは背が高い」というのが語られていたのを覚えてますか。
 つまり、それまで三木武夫とか福田赳夫とかどちらかというと小柄で貧相な首脳が多くて、安倍氏なら欧米の指導者達と並んでも体格的に見劣りしない、というわけです。当時を知らない人はネタだと思うかも知れませんが、マジもマジ大真面目に語られていたものです。
 あれから日本人の意識も変わったなっていうか、現時点はまあ当然としても就任当時からそういう理由で森さんを支持する人っていないでしょ。思えば時代を間違った人なのかも知れません。
 今週の「日本の標準SR」は「冷し中華の開始」です。
2001年4月25日
 お知らせ。
2001年4月29日
 気がついたらパソコンから音が出なくなってまして。
 といっても私普段パソコンの音量0にしてるんですけどね。夜中にやるのにやかましいもんで、いきなりMIDI再生するページとかありますしね。音出すときにもヘッドホン使ってますし。
 ところがいざ音を出そうとしたらでてこない。なんかドライバの設定がいかれたかな、とは思ったのですが深く追求するのも面倒だったので放置しておりました。
 ところがある日、そのヘッドホンをラジカセにつなごうとして事の真相に気がついた。……聞こえないやん、このヘッドホン。
 聞こえないヘッドホンってのも単なる二股のヒモですからねえ、新しいのを買いにいき、目的のものを買ってふと見ると、モノラルの「ラジオ用イヤホン」がある。ああラジオ用イヤホンがあるな、と思ってその横を見ると「テレビ用イヤホン」がある。ああテレビ用イヤホンがあるな、と思ってふと考えました。「ラジオ用イヤホン」と「テレビ用イヤホン」って何が違うんだろう。
 ジャックの形は同じです。どちらもモノラル用です。これは単に名前が違うだけなのだろうかといろいろひっくり返して比べてみて、やっと違いに気がつきました。
 ラジオ用イヤホンは1メートルなんですが、テレビ用イヤホンは3メートルあるのです。そういえばテレビは3メートル離れて見なさいと昔言われたなあ。
 今週の「日本の標準SR」は「お中元の規模」です。