Vol.5
>Vol.4>
<Vol.6<
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USHIRO NO SHOMEN DAARE
「おじいさん、今『ツルとカメとクマ』って……」「おお、俺ゃガキの頃からそう歌ってるよ」
KARASU NAZE NAKUNO
三日目になると、だいぶカラスの意識が飛び込むようになった。<雌。あっちの木の実。かあ。こっちの木の実。雌。どっちがうまい。雌>
KETTO
「俺が死ぬか、お前が死ぬか、二つに一つだ」「それは違うな」
SKY HORN
「かねてからご依頼の騒音のないジェット機ですが」航空機メーカー三本松社の応接室。技術部長松本喜三郎は、空軍の杉野森弥三郎大佐に向かって切り出した。
FURIKAKE O KUU IE
「そうですよ、ねえ、ふりかけを食べたからって別にえらくはないんですから」
KANSEI JITENSHA SOGYO
「さあさあご通行中の善男善女の皆様方。ここにとりいだしましたるは南蛮渡来のばいしくる」
KUROI CHOCOLATE
こういうときこそ落ち着かなければならない。ミステリー作家がむざむざと毒殺されたのでは恥である。
WAKAKI HI NO YAKUSOKU
「アウ」
KAKI NO KI NO ARU KOEN
「いや、柿の木があるってことにんにく豆腐」
HAISETSUZEI
「ちょっと待って、トイレに行くのに税金がかかるの」「ええ、サンボンマツではずっと前から」